I've finded a reason to stay here,for long time.
やーgdgdな感じで書いてみました。
最後にショート書いてからずっと書いてなかったですからねー・・・・。数ヶ月ぶりとかになるのかな?
水谷に対する悲恋で、「この感情の名前は恋ですか」の続き的な何か。かもしれません。
最後にショート書いてからずっと書いてなかったですからねー・・・・。数ヶ月ぶりとかになるのかな?
水谷に対する悲恋で、「この感情の名前は恋ですか」の続き的な何か。かもしれません。
「いいよねぇ~・・・・」そうやってクラスメイトが溜息を付く。
秋の暮れのグラウンドで男子は野球をしていて、女子は冷えた空気でいっぱいの体育館でバレーの練習をしている。
「え、何が?」
さっきからちらり、ちらりとグラウンドが気になって仕方がなかった私は反応が遅れた。それにまた、彼女はにたりと愉快そうに笑った。
「やぁ~だなぁ~!!水谷君、でしょ!先月から付き合ってるんだって?・・・・で、どこまでいったの?」
いかにも無遠慮な彼女の言葉に、またか、と溜息を心の中で落とす。
こういったからかいは何度もあった。水谷と、付き合いだしてから、何度も。
その度に私の心はだんだんと重くなり、やがて彼のように、へらっと笑ってやり過ごす術を覚えたのだ。
「もうキスの先とか・・・!!」
「やだなぁ、そんなんじゃないから」
「えっ・・・・」
軽く否定しただけで、うろたえる。何度も繰り返されたやり取りで、どんな反応をされるのか手に取るように分かってしまう自分が嫌だ。そして、分かっているのに繰り返す自分が。
「ご、ごめん、そうだよねぇ、まだ早いよね。キ、キス止まり・・・・」
「・・・・・うーん・・・・」困ったように笑えば ほら 同じ反応
「え、あ、・・・・・・・・」
大事にされてるんだよ、とか、まさか水谷が純情だったとは、なんて焦りながらフォローをしてくれる彼女のような人達は、きっと悪気のない、普通の子だから、嫌う事も恨む事も出来ない。
だけど、だけどね、気付いてるんだ、わたし。
グラウンドの方から聞こえた声に目を向ければ、たまたま水谷がこっちを向いた。
控えめに手を振ってみれば、いつものへらぁ、っとした笑顔で手を振りかえしてくれる。
水谷の視線の先には、私がいないってこと。
ね、気付いてないでしょう?
分かってるのに、気付いてないんでしょう?
この一年で水谷と付き合った子はセミショートの子か、猫ッ毛の子ばっかりで、
わたしも、セミショート、なんだよ、水谷。
それでも、いつか好きになってくれたらいいのにって思うたび、胸がいっぱいになる。
優しくされると辛くて、でも、
優しくされると、嬉しくて。
分かってても水谷がすきな私は、とても愚かなのだと思う。
体育館の外からは、ワーワーと楽しげな声が聞こえる。
その中にいる水谷を見つけるのは容易いことで、そんな自分が少しだけ、嫌いだ。
水谷と目が合うだけで、周りの音が聞こえなくなる、その感覚を、
きっとずっと共有することはできないと知っているから。
君の一番近くに居させて
(いつか君が、あの子にちゃんと、思いを伝えるその日まで。)
***********
好きな気持ちはどうしようもないのだよ、という話。
前提として
しのーか←水谷
がありながら、ヒロインと付き合ってる水谷。
水谷がしのーかに告白するまで、ヒロインと付き合ってて欲しいなぁなんていうのはかなり空虚な妄想。
もしくはしのーかへの気持ちが次第に薄れてヒロインを好きになればいいのに、っていうヒロイン贔屓の作者的感情。
恋してる報われない女の子のモヤモヤと儚さが好きですいません。(ホント世界中の恋してる女の子に謝れよ自分)
逃走。
PR
この記事にコメントする