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なんか花井の背中で泣きたい。と思って書いたものであって、ホントに文章になっていないんですが。


・・・・・・いやもう、どうしよう。笑


なんかよく分からないけど読んでやるぜ☆って人だけ、追記の所からどうぞ・・・・笑


いろいろ、考えてたとき。

つらいなって、ちょっと思っちゃったとき。

イヤな事があって、でも誰にも言えなかったとき。





花井の背中が見えた。廊下の先、下駄箱の前。


無性に泣きたくなった。どうしようもなく、傍に居て欲しくなった。

あの体温で、あの大きな手で、何も言わなくていい、ただ傍に居て欲しいって思った。



そう思ったら、駆け出していた。きっと周りから見たら凄く不細工な顔をしていたと思う。

だけど、そんな事気に掛けられないくらい、必死だった。泣いてしまいそうだった、から。


だんだんと近付く花井が、誰かと喋ってるのが見えた。水谷くん、だ。
どうしようかな、とちょっと迷った。でも、このまま止まる事もできなくて、通り過ぎることなんて、もっとできない。



ごめんなさい



そう言って、どん、と花井の背中に抱きついた。うわぁ?!と驚く花井の声と、最後にチラッと見えた、水谷の心配そうな目が、まるで一瞬の出来事みたいに、重なって頭の中でぐちゃぐちゃになる。



「    」

水谷が私を呼ぶ。花井が少し身動ぎをする。そして、びくりと止まる。


ううう、と少し呻く。ごめん、って言いたいのに、なんだか、言う前に声をあげてないてしまいそうで、言葉にするかわりに背中に手を当てる。

熱くなってる花井の背中は、煮詰まって熱くなってる私とくっついて、更にあつい。


だけど、顔、上げられない。泣いてる所を見られたら、絶対花井は慰めてくれるから。

そしたら、余計、泣いちゃうから。絶対不細工だから。

見られたくないんだよ、そういうの。

だけど、誰よりも花井が傍に居て欲しいんだよ。


ごめんね、花井。独りよがりでほんとにごめん。


花井が好きなんだ。誰よりも、何よりも、花井がすき。



だから、今だけは何も言わないで、傍に居て欲しい。

そしたら、もう少ししたら、笑えるから、


だから、もうちょっとだけ待ってて。




ぎゅっとシャツを掴む私の手に、花井の手がそっと重なった。

花井は、何も言わない。ただ重ねられた手が、無性に熱くて、熱くて。
ぎこちなく動き出した、私のよりも一回り大きな手をみて、好きだなぁ、と、違った意味で泣きたくなった。
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